撮影地としての月島・佃島

高校の同級生のお勧めが「上原ひとみ」である。
これまで、音楽について語ったことはなかったが、
上原ひとみのライブは感動したと、「月島」の居酒屋で熱く
語った。

  上原ひとみは浜松市生まれの天才ジャズピアニスト。
   17歳の時にチック・コリアと共演し、絶賛される。
  1999年ボストンのバークリー音楽院に入学。
  バークリー音楽院を首席で卒業。
  アメリカの「サラウンド・ミュージック・アワー
     <ニュースター賞>」を受賞。
  [ヤマハのHPより]
  http://www.yamaha-mf.or.jp/art/official/hiromiuehara/


私は、浪人前後に2年弱ほど「佃島」(旧・石川島)に
住んでいた。
父親が勤務していた日本鋼管(現JFE)の社宅があった。

引越してすぐに隣の島=月島の床屋さんに行った。
「少し短めにしてください。」
と言ってメガネを外し、うとうとし始めた。
終わってメガネをかけて鏡を見て愕然とした。
「角刈り」ではないか。
生まれて初めての、それも予想外の角刈りだった。

私の細くて天パを角刈りにしてしまう技術は確かにすごいが、
少し短め=角刈りという文化はもっとすごい。
石原良純が角刈りになった姿を想像してもらいたい。

月島といえば「もんじゃ」であるが、ちょうど女性雑誌で
取り上げられるようになった頃である。
銀座から近いこともあり、雑誌が注目し始めた街は、
確かに角刈りが多かった。


また、当時大ブームだった西部警察のロケ地でもあった。
小規模爆破のシーンは、まだ佃島IHI石川島播磨重工業
跡地で行えた時代であった。

渡哲也が歩いていたり、寺尾聰が赤電話(公衆電話)で電話
をかけていても、キャーとかワーとか騒がない街であった。


それが今ではすっかり若者の街になってしまった。
居酒屋にいるのもカップルか女性同士・男女のグループばかり
でオヤジの居場所がないほどである。

銀座から近いのに安いし気取りがないし、若者から支持される
のもうなずける。


さらに、TBS系「GOOD LUCK」(木村拓哉柴咲コウ)や
その他多数のドラマで使われているのも、若者が多い理由
であろう。

[お勧めサイト]*最近の発見ではピカイチ
  「全国ロケ地ガイド」
   http://loca.ash.jp/info/2003/d200301_goodluck.htm